自由になりたい!目指すは自閉症の子育て卒業

自閉症の息子の母親となり31年。息子が赤ちゃんの頃からの経験がお役に立てることを願っています。

自閉症の子供の育て方☆行動面で例外を作らない

自閉症の子供を育てる時に

行動面で

例外を作ってはいけないと思います。

 

例外を作らないって、どういうこと?

って思われるかもしれませんね。

 

簡単に言えば

 

本来は、そんなことをやってはいけない、

やるべきではないのだけど

今だけは、特別にやってもいい

 

って感じでしょうか。

 

こんな説明では、ますます、

わからないですよね。

例を出したいと思います。

 

例えば「立ちション」の

ことを考えてみて下さい。

 

いきなり、

すごい話になりそうですが・・・

 

今、私はトーマスと一緒に、

朝、30分の散歩へ出かけています。

最近、寒くなったせいか、

散歩の途中で

 

おしっこ!

 

とトーマスが訴えることがあります。

 

歩いている所は、

田んぼの真ん中の農道。

朝早い時間なので、

犬の散歩をしている人以外

人はほとんどいません。

 

だから、そこで立ちションをすることは

可能です。

実際、立ちションをしている人に、

出くわしたこともあります。

 

でも、そこで立ちションを

許してしまったら

 

普通の人

(こういう言い方好きではありませんが)なら

どこで、立ちションをしていいか、

分別がつくでしょうが

(たまに、それのない人もいますが)

 

自閉症児の場合

そういう考えが思いつかないのでは

ないでしょうか。

 

おしっこがしたくなった。

じゃあ、ここでしちゃえ。

 

と人通りの多い街中でされたら

困りますよね。

 

小さな子供で、親が一緒なら

 

うちの子は自閉症で・・・

 

と言って、許される部分もありますが、

 

小学校高学年くらいになると、

それも難しいですし、

 

大人になれば

変態扱いされ、

下手をすれば警察に突き出されてしまいます。

 

だから、私はトーマスが、

おしっこをしたがっても

 

家へ帰ってから

 

と言って我慢させます。

 

漏らしてしまったら困るのですが

でも、将来のことを考えると

例外を作ってはいけないと思うのです。

 

出かける時は、

こまめにトイレへ連れて行ったり

車に乗っている時は、

渋滞にはまっても大丈夫なように

携帯トイレを常備しておく

(うちの車には入っています)

ようにすれば

大丈夫です。

 

親は、いつまでも

子供の側にはいられません。

出来る限り、

社会とうまく関わっていけるように

しつけないといけないと思います。