自由になりたい!目指すは自閉症の子育て卒業

自閉症の息子の母親となり31年。息子が赤ちゃんの頃からの経験がお役に立てることを願っています。

自閉症児のトイレットトレーニング忍耐の日々

トーマスの

トイレットトレーニングは

思いのほか、

朝起きた時に、

おしめが濡れていなかったので

トイレでおしっこをすることが

できるようになりました。

 

2時間おきのトイレも

時間はかかりましたが、

少しずつできるように

なってきました。

 

うんちに関しては、

前の記事に書いたように

おしめの中にうんちをした時には

 

今度はトイレでうんちしようね。

 

と言いながら、

トイレでおしめを外し

うんちをトイレへ捨てて

トーマスのお尻を拭いてやりました。

 

私としては

トイレでうんちをすることを

学んで欲しくて

トイレでお尻を拭いてやったのですが

トーマスは

別のことを学んでしまいました。

 

トーマスは、

トイレへうんちを捨てるという行為を

学んだのです。

 

それでトーマスは何をしたかというと

おしめの中にうんちをしたら

自分でおしめを外し

 

うんちだけを捨てるのではなく

うんちの付いた紙おむつを

そのままトイレへ投げ込み

水を流そうとしたのです。

 

もちろん、

紙おむつは水洗トイレで流れません。

流れないから、

トーマスは何とか流そうとして

何度も水洗レバーを引く。

 

さて、その結果は・・・

 

ご想像の通り

トイレは大洪水です。

しかも汚物がプカプカ浮いていて

今から思い出しても恐ろしいです。

 

私は素手で便器に手を突っ込んで

紙おむつを引っ張り出しました。

 

自分の子供の物だから

できたんでしょうね。

 

今なら、

ちょっとできないと思いますけど、

あの頃は、平気でやれました。

 

泣き出したい気持ちで、

必死でトイレをきれいにしました。

 

さて大洪水を起こしたのは

これ1回きりではなく、

その後、何度もやってくれました。

 

けれども

とても短気な私が

トーマスの、この行為に対して

1度も怒ったことは

ありませんでした。

怒る気になれなかったのです。

 

トイレ掃除をしながら

 

紙おむつを捨てちゃダメ。

トイレでうんちをしようね。

 

そう声を掛けただけです。

 

自分でも、よく耐えたと思います。

でも、もし、あの時、

ひどく怒っていたら

おしめが外れるのは、

ずっと後になっていたかもしれません。

 

でも、何度か大変な思いをしましたが

トーマスは保育園に入る前に

トイレットトレーニングを

終わらせることができました。

 

だから、

これからトイレットトレーニングを

始める方は

たとえ子供がどんなことをしても

ひたすら忍耐して下さいね。

 

でも・・・

自分のうんちを手に持って

壁にこすり付けたりしたら

耐えられないかもしれませんね。

 

トーマスは、

それをしなかったので

本当に助かりました。