自由になりたい!目指すは自閉症の子育て卒業

自閉症の息子の母親となり31年。息子が赤ちゃんの頃からの経験がお役に立てることを願っています。

自閉症児 発達障害児 トイレトレーニングの時期 何歳から?なんて決めないで

自閉症児や発達障害児を育てていく上で

トイレトレーニングは

通らなければならない関門で、

 

何歳から始めたら良い?というのは

自閉症発達障害のお子さんを

お持ちの親御さんたちなら

誰もが知りたい事柄だと思います。

 

私も、自閉症の息子トーマスの

トイレトレーニングについて

いくつか記事を書きましたが

1つだけ言いたいのは

トイレトレーニングを始める時期を

年齢で決めない方が良いということです。

 

お子さん自身の準備ができていなければ

いくら親ががんばって

トイレトレーニングをしても

うまく行かないし

お子さんがトイレに座るのを嫌がるように

なってしまったら

トイレトレーニングなんて進みません。

 

親はイライラ、つい手をあげてしまって・・・

なんてことにもなりかねません。

 

まず、親がすべきことは

周りの子たちが、

どんどんおしめが取れて行っても

焦らないこと。

 

特別支援学校の同級生で

小学校に上がる時に

おしめが取れていない子は

いませんでした。

 

周りの子たちより遅くても

必ず、おしめは取れます。

 

だから、以前、私が記事で書いたように

お子さんが夜、

おしめの中におしっこをしなくなるまで

ひたすら待ちましょう。

 

そして、夜、おしめの中に

おしっこをしなくなったら

朝一番にやることが

お子さんをトイレに座らせること。

 

おまるは使わない方が良いと思います。

トイレで用を足すのに

おまるしか使えなくなってしまったら

困るので。

 

おまるがなくても

後ろから親が支えてあげれば

洋式トイレを普通とは反対向きに

跨がせることで

小さい子供は用を足せます。

 

トーマスの兄の時は

洋式トレイの上に乗せる

補助便座を使っていましたが

洗うのが面倒くさくなって

トーマスの時は使いませんでしたが

なくても問題ありませんでした。

 

トーマスの妹は3歳前には

おしめが取れていましたが

おまるも補助便座も使わず

トイレをまたがせていました。

 

夜中におしっこをしなければ

膀胱におしっこが溜まっているので

朝、必ずおしっこをします。

だから、おしめを濡らす前に

お子さんをトイレへ座らせます。

そして、シーシーとか言いながら

おしっこをするのを待ちます。

 

思ったよりも、膀胱におしっこが溜まっていなければ

おしっこが出ないことだってあります。

5分くらいトイレに座っても

おしっこが出なかったら、諦めましょう。

 

トイレに座らせるのを止めて

おしめをした途端

おしっこをした、なんていう

悲しいこともあるかもしれません。

 

でも、めげずに、ひたすら

朝一番にトイレへ座らせましょう。

 

自閉症の子は、

おしっこはトイレでするものなんだと

気付けば、

朝一番でなくても

トイレでおしっこができるようになります。

 

自閉症でも、発達障害でも

健常者でも子供の成長は

一緒ではありません。

 

少しくらい遅れていても

他のお子さんと比べないで

ご自身のお子さんの成長を

暖かく見守ってくださいね。