翌年の4月に
小学校に上がる子供さんをお持ちの方は
10、11月頃
子供をどの学校へ入れるべきか、
悩まれることと思います。
地元の小学校へ入れるか
それとも特別支援学校へ入れるか
私も、かなり悩みました。
できれば保育園や幼稚園で
一緒だったお友達と
同じ小学校へ通わせたい
そう思う方が多いと思います。
私は、その時の子供さんの状況を見て
地元の小学校でも、
やっていけそうなら
そちらへ入学させても、
いいと思います。
ただ、住んでいる地域にもよりますが
普通の小学校での障害児に対する教育は
まだまだ遅れています。
普通学級では、
30-40人の子供に対し教師は1人
障害児学級でも
10人の子供に対し教師は1人
です。
とても、きめ細かい対応ができるとは
思えません。
障害が重い場合は
親も一緒に登校するようになる
可能性もあります。
特別支援学校なら、
2-4人の子供に対し教師が1人つきます。
1クラス10人を超えませんから
教室内も、ゆったりした雰囲気です。
でも・・・
特別支援学校へ自分の子供を入れるのに
抵抗を感じる方もいると思います。
何かレッテルを貼られるみたいで
今まで
自分の子供が障害児であることを
本当は認めたくなかったのに
それを認めなければならない
そんな気がして
何となく特別支援学校自体が嫌だし
できれば近寄りたくない
そんな思いがあると思います。
私も始めて特別支援学校へ見学に行った時
すぐにでも逃げ出したくなる気分でした。
周りにいるのは、
様々な障害を持った子供たち
そこへ自分の子供を入れるのに
すごく抵抗を感じたのです。
できれば
普通の小学校へ通わせたい。
たとえ、一緒に登校するようになっても・・・
それは
自分の息子を障害児と認めたくない
最後のあがきだったのかもしれません。
でも、
結局、私は特別支援学校を選びました。
それは自分の都合ではなく
トーマスの将来のことを考えたからです。
特別支援学校の方が、
障害児に特化した教育を受けられる
そう思ったからです。
地元の小学校の障害児学級の先生から
私1人しかいないなので
トーマス君に、
つきっきりというわけにはいきません。
と言われたことも
特別支援学校を選んだ
きっかけになりました。
今のトーマスを見ていると
あの時、
特別支援学校を選んでいて
良かったと思います。
高校1年生のトーマスは、
学校生活を、
とても楽しんでいます。
だからといって
私は絶対に特別支援学校を
オススメするわけではありません。
どの学校へ入れるかは、
親が決めることですから。
自分の感情や都合ではなく
子供さんのことを第一に考えて
決めて下さいね。
ただし・・・
小学校は地元へ通わせるとしても
中学校からは、
特別支援学校へ入れた方が
いい場合もあります。
その理由は別記事で。