自由になりたい!目指すは自閉症の子育て卒業

自閉症の息子の母親となり31年。息子が赤ちゃんの頃からの経験がお役に立てることを願っています。

本当は辛かった2歳の頃

言葉が出てこないトーマスだったけれど

いつか話せるようになるって

ずっと信じていました。

 

あそびの教室へ行くのを断り続けたのも、

 

この子には何の問題もない。

 

と信じたかったのかもしれません。

 

あの頃の私は、

変に意地を張っていたのだと思います。

 

でもね、本当は辛かったんです。

 

近所の同じ年の子が、

どんどん話せるようになっていくのに、

トーマスは全然話せない。

 

始終動き回っていて、 

目を離すことができない。

(これを多動と言います。)

 

上の2人の子に比べて、

どうもやることが奇怪。

 

認めたくはないのだけれども、

トーマスには何かあるんじゃないかと

思い始めていました。

 

ただ夫は、トーマスには何の問題もないと

まだ信じていたようですけれど。

 

確かに、

トーマスの行動に

振り回されていたのだけれど

これは、

2歳くらいの子供によく見られることじゃないか、

 

って思っていたようです。

 

でも、これって、

発達に問題のある子供さんのお父さん、

お母さんが

一度は考えることじゃないのでしょうか。

 

今は言葉が話せないけど、

そのうち話せるようになる。

始終動きまわっているのは、

ただ、この子がやんちゃなだけ。

 

このように思う人って、多いと思います。

 

特に、その子が始めての子供だったら

身近に比べる子供がいないから、

奇怪な行動についても

それがおかしいって思わないかもしれません。

 

だって、上に男の子が2人もいるのに、

トーマスの発達の遅れに、

私たち夫婦は気付かなかったんですから。

 

半ば、強制的に来るように言われた

「あそびの教室」ですが

これでトーマスが何とかなるかもしれないと

期待にも似た気持ちを持つようになりました。