自由になりたい!目指すは自閉症の子育て卒業

自閉症の息子の母親となり31年。息子が赤ちゃんの頃からの経験がお役に立てることを願っています。

直感に従って行動したら、運が良かった話 その3

直感に従って、

今、住んでいる家に引っ越してきたところ

運が良かったという話の3回目。

 

トーマスが入園した保育園に

市内にたった2人しかいない

男性の保育士の1人が、

新任保育士として赴任してきました。

 

そして、その保育士が

トーマスの加配に

ついてくださったおかげで

トーマスができなさそうなことでも

チャレンジさせてくださり

トーマスは色々なことが

できるようになりました。

 

この男性保育士のおかげで

トーマスは幸せな保育園生活を

送ることができました。

 

時は流れ、

トーマスの通っていた保育園は

新築移転しました。

 

そして、トーマスが特別支援学校の

高等部3年の時

なんと、

トーマスの通っていた保育園の元の建物は

就労支援B型の施設となりました。

 

子供が特別支援学校の高等部生になると

どの親も、卒業後の進路を心配し始めます。

 

どの施設も定員ギリギリで

入りたいと思っている施設も

人数の関係で断られることもあります。

 

しかし、できたばかりの施設は

まだまだ人員的に余裕があります。

しかも、

元トーマスが通っていた

保育園の場所にあるので、

自宅から、歩いて行くこともできました。

当然のごとく

トーマスは、特別支援学校卒業後

その就労支援B型施設に入りました。

 

その就労支援B型施設に

通うようになってから数年後

新しく就労支援A型の施設が設立されるので

そのメンバーを集めるために

A型施設の所長さんが

トーマスの働くB型施設にやってきました。

 

トーマスの様子を見ていた所長さんは

是非、うちに来て欲しいと言って

トーマスをスカウトしてくださいました。

その結果、トーマスは今の職場で

働くようになりました。

 

今の職場も、その気になれば

歩いていける距離のところになり

パート並みのお給料をもらえています。

 

そして自閉症の特徴を生かした仕事を

させてもらえるので

障害は重いけれども、

職場になくてはならない

存在となっています。

本当に嬉しいことです。

 

以上、これまでお話してきたことは

今の家に引っ越してきたおかげで

起こったことです。

 

私の直感で、

お金もないのに家を建てるという

無謀なことをしましたが

今の家に住めて、

運が良かったと思っています。

 

運が良かったのではなく

偶然、良いことが重なっただけと

思う方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、自分には運がないと思うより

運が良いと思う方が

良い人生を送れるような

気がします。