自由になりたい!目指すは自閉症の子育て卒業

自閉症の息子の母親となり31年。息子が赤ちゃんの頃からの経験がお役に立てることを願っています。

直感に従って行動したら、運が良かったというよりも、ちょっぴり不思議な話 その2

前回からの話の続きです。

お金もないのに

どうしても、チラシで見た土地に家を建てたくて

義父に資金援助をしてもらってまで

建てた家。

今回は、その家に引っ越してからのお話です。

当時、自閉症の息子トーマスは3歳で

多動はひどいし、行動は突拍子もなくて

私は、毎日がてんてこ舞いでした。

そんな様子を見れば、

傍から見て明らかに、どこかおかしいとわかるので

引っ越してすぐに私は、お隣の奥さんに

うちの子、実は知的障害があって

とトーマスが自閉症であることを

カミングアウトしました。

それに対して、隣の奥さんの返事は

あら、うちの子もそうなのよ。

でした。

斜め向かいの奥さんに話をした時は

私は、以前教師をしていて、

知的障害の子を

受け持ったことがあるのよ。

という返事。

もう少し離れた家の奥さんは、

知り合いに知的障害のお子さんを持つ人がいる

という方でした。

この3人の奥さんたちがいてくださったおかげで

私は、トーマスの行動に、

あまり引け目を感じずに済みました。

そして、不思議なことに

私がトーマスを育てることに、

それほど苦痛を感じなくなり

トーマスの母親として肝が据わった時、

2人の奥さんは、家を売って引っ越してしまい

お隣の奥さんは、不慮の事故で亡くなってしまいました。

他の近所の方たちは、誰も引っ越していないのに

知的障碍児、知的障碍者に理解のある3人だけが

いなくなってしまったのです。

この3人の奥さんたちは

神様が私を強くするために

遣わしてくださった方たちだったのかもと

思っています。

おまけの話。

1人の奥さんが引っ越された後に

その家を購入をした家族のご主人は

偶然にも、夫の小、中、高の同級生でした。

そして、これはつい最近知ったことなのですが

同じ住宅団地に住んでいる、

次女の同級生のお母さんと私が同じ大学卒で

共通の友達がいたこと。

地元の大学ではないし

私と同じ大学卒の人とは、ほとんど会うことがないので

これも不思議な縁だなと思っています。

直感に従って行動したら・・・

の話は、まだまだ続きます。