自閉症の息子トーマスは今27歳
トーマスが成長していく中で
悩んできたこと。
1歳前まで
成長の遅れなんて
全然感じなかったから
悩みなんてありませんでした。
トーマスくんって、顔を見ながら
名前を呼ぶと、
にこっと笑ってくれたし。
1歳から2歳まで
1歳半検診の時に、
指差しができないですねと
発達の遅れを保健士さんに
指摘されたけれども
そのうち何とかなると、
全然気にしていませんでした。
2歳から3歳まで
呑気な私も、言葉の遅れ、
発達の遅れが
気になり始めた頃です。
でも、そのうち何とかなると
まだ、お気楽にしていられました。
3歳から6歳まで
保育園に入園して
同じ年齢の子たちと
生活を共にするようになると
否が応でも
トーマスの遅れが
気になり始めました。
加配の保育士が
男性だったこともあり
一部のお母さんたちから
妬まれて
それも辛かったです。
特別支援学校の小学部
自閉症の息子トーマスが
話せないことが
気になっていたけれど
周りが障害児だけなので
発達の遅れを、
それほど意識しないで
済みました。
特別支援学校の中学部
小学部の時と同様
それほど、
自閉症の息子トーマスのことで
悩むことはありませんでした。
悪く言えば、特別支援学校は温室。
社会から隔離されている場所。
世間の荒波に飲まれることは
ないけれども
世間から取り残されていました。
でも、皆、
それで満足していたのですよね。
安全でしたから。
特別支援学校の高等部
最後の年は、私を含めて
自閉症の息子トーマスの同級生の
お母さんたちも
どうしよう、どうしようとしか
言っていませんでした(笑)
いよいよ特別支援学校という
温室から出て
世間の荒波に
飲まれなくてはいけないので。
それでも、大抵の子たちは
特別支援学校ほどではないけれども
準温室みたいな所に入るので
安心はできました。
就労支援B型施設
準温室なので、安心。
職員の対応も優しくて穏やか。
毎年、契約は
更新しないといけないけれど
継続できていたので
ずっと、このままいられるといいなと
思っていました。
この頃から、
特別支援学校時代の先生の
名前を連呼するようになりました。
過去の嫌な思い出が
フラッシュバックし始めた
時期だったのでしょうね。
気付けなくて、ごめんなさい。
現在は就労支援A型の事業所で勤務
フラッシュバックがひどく
パニックを起こすこともしばしば
同じおしゃべりを繰り返し言うので
うるさいです。
それさえ我慢できれば
(耐えがたいほどうるさいですが)
大抵のことは一人でできるので
まあ、いいかなといった感じです。