自由になりたい!目指すは自閉症の子育て卒業

自閉症の息子の母親となり31年。息子が赤ちゃんの頃からの経験がお役に立てることを願っています。

自閉症の子供 頼れる学校、保育園、幼稚園

自閉症に限らず、

障碍のある子を育てるのは大変です。

全部、自分でやっていたら、

気が滅入ってしまいますよね。

 

小さいうちは仕方がないけれど

保育園や幼稚園、学校に入ったら

保育士や先生に、

頼れる部分は頼ってしまっていいと思います。

 

人間が生活する上で欠かせない衣服の着脱

トーマスは、これを保育園で覚えました。

正直な話、私は自分では、

あまり教えませんでした。

忙しいので、

自分で着せた方が楽だったからです。

 

でも保育園は違いました。

毎日、お昼寝をするのですが、 

その時にパジャマに着替えます。

年少組の時は、

保育士が着せていたようですが

年中組の時の担当の保育士は違いました。

辛抱強く、自分で服を脱いだり、

着たりするのを見守ってくれたのです。

初めて、トーマスが

自分でボタンをかけることができた時

保育士は、

「今日、自分でボタンがかけられました。」と

うれしそうに報告してくれました。

 

男の子は小さい時

おしっこをする時に、

ズボンを全部おろしてしまいます。

でも、大人になって、

それをするわけにはいきません。

ズボンのファスナーを下して、

用を足すことを

覚えさせなければなりませんが

それは、特別支援学校の先生が

教えてくれました。

私も夫も教えていません。

 

前にも書いたかもしれませんが

お金の使い方も、学校で習いました。

 

時々、調理実習的なこともしたので

野菜の皮むきも覚えました。

今、カレーやシチューを作る時

トーマスに皮むきを

手伝ってもらっています。

 

特別支援学校には寄宿があって

トーマスも数年間、

学校のある平日はそこで過ごしました。

寄宿では、

自分でできることは全部やります。

洗濯、掃除・・・など

寄宿を出た後でも、

それらのことは自分でできます。

 

私が教えなくても、

他の人が教えてくれたことに

感謝の気持ちでいっぱいです。