トーマスは、通っていた特別支援学校に
寄宿があったので
小学部の6年から、
中学部の3年間の合計4年間、
学校のある平日は寄宿で暮らしました。
寄宿では、洗濯、掃除など
自分の身の回りのことは、
自分でできるように指導します。
そのおかげで、トーマスは
自分のお茶碗やお皿を洗ったり
洗濯物を干したり、取り込んだり
シーツの交換をしたり
電気カミソリで自分のひげをそったり
怠け者の私では、
面倒くさくて教えなかったであろうことを
寄宿で教えてもらいました。
親が教えるとなると
じれったかったり、
危なそうでハラハラしたり
イライラするので
子供にやらせないで、
自分でやってしまうなんてことが
あると思いますが
学校の先生は、辛抱強く教えて下さいました。
学校では、調理実習をしていたので
家でカレーを作る時は
野菜の皮をむくのは、トーマスの担当です。
私が、なかなか洗濯物を取り込まないと
トーマスが勝手にやってくれます。
全部、自分で教えるとなると
大変で疲れます。
嫌になっちゃいます。
でも、保育園、幼稚園、学校や、
その他の場所で頼れるなら
遠慮なく頼ってしまっていいと思います。
子育てに全力投球する必要はないと思います。
以前、私が左手の手術をした時に
右手だけで家事をするのは大変だったのですが
トーマスが手伝ってくれたので
本当に助かりました。
おかあさん、痛いね。
と言って、
包帯をしている手を掴まれたのには
参りましたけれど。
いずれは、
親元から離さなければなりません。
その時のために、
少しでもできることを増やしたいです。
