自由になりたい!目指すは自閉症の子育て卒業

自閉症の息子の母親となり31年。息子が赤ちゃんの頃からの経験がお役に立てることを願っています。

自閉症の息子と「これはのみのぴこ」

お年玉で買う本のことを書いていたら

トーマスのお気に入りの本のことを書いてみたくなりました。

 

それは、谷川俊太郎作「これはのみのぴこ」

 

 

という絵本です。

 

この話にストーリー性はありません。

これは言葉遊びの本です。

 

これはのみのぴこ

 

から始まって

 

これはのみのぴこのすんでいる、

ねこのごえもんの・・・

 

という調子で初めの言葉に、

どんどん言葉がつながっていって

ページをめくるごとに

文章が長くなっていって

最後まで、それは続くのですが

 

・・・・・・・・・の、

のみのぷち

 

と、それはそれで、

最後はきちんと締めくくられている

内容になっています。

 

この本は、

トーマスが通う保育園にあって

トーマスが、とっても気に入り

何回も保育園から借りてきました。

 

自閉症の子は、

本を読んでもストーリーを理解するのは

難しいけれども

こういった、

言葉遊びの本には興味を示します。

 

読み聞かせている時の、

読み手の声の調子が好きなのかもしれません。

 

そんなに気に入っているのならと

この本を

クリスマスプレゼントにしました。

 

当時は、

アマゾンを初めとするネット本屋さんは、

まだ存在していなかったので

クロネコヤマトブックサービス

(という名前でしたっけ?)

を利用して、本を取り寄せました。

 

この「これはのみのぴこ」の本ですが

今でも、我が家にあります。

 

そして、トーマスは、

いまだに引っ張り出しては

声を出して読んでいます。

 

私は、何度も何度もトーマスに、

この本を読んであげたので

今でも、そらで、この話を読み上げられます。

 

うちの、他の子供たちも、

この本が大好きで

 

○○さんが

サンジェルマンのパンを買う××で

 

というJTのコマーシャルを見て

 

「これはのみのぴこ」の本みたい

 

と言ったほどです。

 

言葉遊びの本には、自閉症児だけでなく

普通の子もひきつけられますね。