自由になりたい!目指すは自閉症の子育て卒業

自閉症の息子の母親となり31年。息子が赤ちゃんの頃からの経験がお役に立てることを願っています。

ドェー・ブビビビー△○×▽・・ムーミンパパ!

自閉症の息子のトーマスは

行動がパターン化しているので

毎日、決まった通りに

行動すると

比較的、パニックを起こさずに

生活できています。

 

しかし、

それが、何かの都合でダメになった場合

パニックを起こします。

 

トーマスは、毎朝、

私と散歩へ行くのが日課になっていた時

トーマスの頭の中では、

それがパターン化しているので

 

例えば雨が降って

 

トーマス、今日は雨が降っているから、

お散歩お休み。

 

と言うと

 

ブビビビビ~

 

と抗議の声を上げます。

 

何度も雨が降っていると繰り返し言い

本人も窓から外をのぞいて、

雨が降っていることを確認することで

何とか収まりますが、

 

お散歩の中止の理由が

路面凍結だった時は

うまく説明することが

できませんでした。

 

雪が降っている時は、

外を見れば、わかるので

とりあえず、本人は納得します。

 

ただ、道路が凍っていることを

説明するのは

本人が、その概念を

よくわかっていないので

とても難しいです。

 

しかし、

毎朝、トーマスが

 

お散歩行きます

 

を連呼するし、

道路の状況も、

そろそろ、大丈夫そうだったので

思い切って、

散歩へ行くことにしました。

 

夜中に雪が降り、

地面にうっすらと積もり

まだ、雪がチラチラしていました。

 

前日よりも、

路面の状況は悪そうだったのですが

いつものように

 

お散歩行きます

 

とトーマスが繰り返し言うので

仕方なく、出かけました。

 

うっすらと積もった雪の下は

前の日に融けた雪が凍って

アイスバーン状態。

ちょっと油断をすると、

つるんと滑ります。

 

トーマスに気をつけるように

何度も繰り返し言ったのですが

とうとう、滑って、

しりもちをついてしまいました。

 

たぶん、

とても痛かったんだと思います。

転んだ瞬間

 

 

ドェー・ブビビビー△○×▽・・

ムーミンパパ!

 

と大絶叫。

 

そして、その声を聞いた、

近くの家の犬が

一斉に鳴き出す始末。

 

恥ずかしいやら、

トーマスの叫び声がおかしいやら・・・

 

周りに誰もいなかったので、

本当に良かったです。

 

しかし、

何でムーミンパパが出てくるのか

よくわかりません。

 

その後、トーマスは、

恐る恐る歩きながら

一度、滑ってバランスを崩したものの

二度と転ぶことはなく、

家へ帰ることができました。

 

私は・・・

 

十分気をつけて歩いていたつもりなのに、

つるりと滑ってしりもちをつき

 

着ていたジャンパーが

ツルツルの素材だったので

お尻も滑り

 

必死で手をついたものの、

それも滑り

後頭部を打ってしまいました。

 

布団の中で死んでいた

なんていうことに、

ならなければいいのですが・・・

 

いくらトーマスがうるさくても

絶対に、道路がアイスバーンの日は、

お散歩へ行きません。

 

たぶん、一度転んだので

納得してくれるのではないかと

思います。