私の家には仏壇がありません。
罰当たりかもしれませんが
母が亡くなった時に
位牌1つのために、
わざわざ仏壇を
買わなくても良いかなと思い
棚の上に置くことにしたのです。
その母の位牌が、
ある日忽然と消えました。
なくなった物が、
本や服など
霊的な物が絡んでいないのであれば
なくなってしまって困る
だけで済んでしまいますが
さすがに
位牌がなくなってしまった時は
気味悪さを覚えました。
とりあえず、
あちこち探してみましたが
どこにも見つかりません。
家族に聞いても、
知らないという返事。
私が母の位牌を
ないがしろにしたから
消えてしまったのかも・・・
そんな気味悪いことも
考えていました。
結局、母の位牌は
見つからないまま月日は過ぎ
半年以上が経った頃
知人が亡くなり、
お葬式へ行く準備をしていた時に
喪服用のバッグを開けてびっくり。
なんと、母の位牌が入っていました!
どうして、こんなところに位牌が・・・
そういえば、お葬式の後
このバッグの中に、
位牌を入れて帰ってきたような・・・
わかった、犯人はトーマス!
自閉症のトーマスは
私がバッグの中に
位牌を入れるのを見て
位牌はバッグの中に入れるもの
という考えがインプット
されたのでしょうね。
それで、棚の上にある位牌を見て
何の疑いもなく、
バッグの中に位牌を入れたのでしょう。
当時、トーマスは5歳で
話すことができませんでしたし
位牌という言葉を知らなかったので
(おそらく今も)
私が
位牌がない!
と言って、大騒ぎをしていても
返事ができなかったのでしょう。
母をないがしろにした私を
母が怒って
位牌を消えさせたのではなくて
良かったです(^^;)
ちなみに母の位牌は
いまだに、棚の上にあります(^^;)