自由になりたい!目指すは自閉症の子育て卒業

自閉症の息子の母親となり31年。息子が赤ちゃんの頃からの経験がお役に立てることを願っています。

意外と観察力が鋭かったのね。

10年前に誘われたことがきっかけで

自閉症の息子トーマスは

和太鼓のチームに入っています。

はじめは子供たちだけで

太鼓を叩いていたのですが

 

指導者の

 

お母さんたちも

一緒にやりましょう!

 

の一言で、

母たちも一緒に

太鼓を叩くようになりました。

(これがストレス解消に

なったりしています。)

 

トーマスは、1.6尺の自分用の太鼓を

練習日に、家から持っていくのですが、

これが結構重いです。

持ち手の付いた、

太鼓保管用のケースに入れた太鼓を

トーマスは、いつも

 

重いね

 

と言いながら運びます。

(実は重いという言葉を

 初めて聞いた時にも

 この言葉の意味を知っていることに

 驚きました)

 

さて、3月にトーマスの妹が

引っ越しをしたのですが

細かい荷物がたくさんあったので、

台車を買って運ぼうということになり

それならば、

太鼓を運ぶのに使えるような物を

買うことにしました。

 

どうせなら、

きちんとした物を買えば良いのに

ケチな私は、

安い台車を買ってしまいました。

 

その結果、いつも練習に行く

特別支援学校の

駐車場から体育館までの道のりが

デコボコしているため

買った台車が動かないのです。

 

せっかく、台車を買ったのに

トーマスの妹の引越しにしか

使えないなんて!

 

しかし、ようやく台車が

陽の目を見る日が来ました。

昨日の太鼓の練習日。

 

いつも練習に使用している

特別支援学校の体育館が

使えなかったため

別の会場で

練習をすることになりました。

そこは、駐車場から体育館までの道は

デコボコしていません。

トーマスは私の車から太鼓を降ろして

台車に載せると

苦もなく体育館まで

運ぶことができました。

 

さて、体育館の入口は

階段になっていました。

私は、トーマスに台車から

太鼓を降ろさせて

手で持って運ばせなくちゃ

 

と思っていたら・・・・

 

トーマスは、向きを変えて

どこかへ

行ってしまうではありませんか!

 

慌ててトーマスを止めようとしたら

トーマスは台車を階段横の

スロープの上を通って

苦もなく、

体育館へ太鼓を運び入れました。

 

母は、スロープの存在に

全然気が付いていませんでした(^^;)

 

母よりも観察力が鋭いトーマスに

脱帽した出来事でした。

 

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