自由になりたい!目指すは自閉症の子育て卒業

自閉症の息子の母親となり31年。息子が赤ちゃんの頃からの経験がお役に立てることを願っています。

自閉症者と普通に会話ができる幸せ

先日、娘が引っ越しをしました。

 

その時に使用した段ボールが

私の車の中に入れてあり

車で5分くらいの所にある

資源物回収ステーションへ

持っていこうと思っていたのですが

 

グッドタイミング♪

ちょうど

新聞屋さんの資源物回収のチラシが

入りました。

 

自閉症の息子トーマスは

資源物をまとめるのが

大好きというより習性?!

 

新聞屋さんの

資源物回収のチラシが入ると

 

明日の予定

 

と言って、

新聞やら段ボールやら

ありとあらゆる紙類を束ねて縛って

玄関へ置いてくれます。

ありがたや

 

回収日当日

私の車の中に入っている段ボールも

玄関に置いてもらおうと

トーマスに声をかけました。

 

嫌がることなく、

トーマスは私の車の中から

大量の段ボールを出して

玄関に置いてくれました。

 

さて、私が仕事へ行こうとすると

いつも置いてある場所に

車のカギがありません。

 

先ほど、車の中の段ボールを出すために

トーマスが車のカギを出したのは

わかっていたので、私は

 

トーマス、車のカギはどこ?

 

と尋ねたところ

 

玄関

 

とトーマスの返事。

 

トーマスの言った通り

車のカギは玄関にありました。

 

このような会話は日常よくある

たわいのないものなのですが

 

自閉症の息子トーマスが

小学生までは

 

話すことができない

会話ができないことに

ずっと悩んでいました。

 

28歳になった今は

おしゃべりをするけれども

なかなか会話は成り立たない

自分の思ったことを

一方的に話す

 

こちらが話したことが理解できないと

その言葉をそっくり真似する

オウム返しする

 

という状況です。

 

だから、こちらがカギの

ありかを尋ねたことに

きちんと答えてくれる。

 

そんな些細なこと会話でも

きちんと成り立つと

嬉しく感じるものなのです。

 

f:id:myuieri:20210505175528p:plain