自由になりたい!目指すは自閉症の子育て卒業

自閉症の息子の母親となり31年。息子が赤ちゃんの頃からの経験がお役に立てることを願っています。

私「お椀持ってきて!」 自閉症の息子「わからない」 (^^;)

先日、重い腰を上げて
草ぼうぼうだった
我が家の庭の草刈りをしました。
 
庭にはブルーベリーの木があります。
例年、収穫前に
その実を鳥に食べられているので
今年も、てっきりそうかと思ったら
いくつか残っているではありませんか!
 
せっかくなので、
残っている実を収穫し
手に持ったまま玄関先で
自閉症の息子のトーマスに
 
お椀を持ってきて!
 
と声をかけたら
トーマスは無視(^^;)
めげずに、何度も声をかけていたら
トーマスは
 
わからない。
と返事をしました。
 
お椀を持ってきてと
頼んでいるのに
わからないはないでしょ(^^;)
と思いながら、
仕方なく、自分で台所へ行き
お椀にブルーベリーを入れました。
 
その時は
トーマスに
とんちんかんな返事をされて
ちょっとムカついていたのですが
よくよく考えてみると
 
「わからない」
 
って言葉は、
私がよく使っているのです。
 
自閉症のトーマスは
日に何度も同じことを言って
私に確認をしてきます。
そのうちの一つが
トーマスが支援学校に通っていた時の
担任の先生の異動先。
 
〇〇先生、△△小学校
××先生、□□小学校
 
と、何度も何度も
しつこく聞いてきます。
 
その担任の先生の異動先は
トーマスが特別支援学校に
在籍していた時に
離任式で聞いたものなので
現在、先生方は、
当時とは別の学校へ
異動しています。
 
でも、トーマスは
そんなことを知る由もないので
初めに聞いた時の学校名を
口にするのですが
日に何度も同じことを言われていると
私はイライラしてしまって
つい
 
今は違うよ
 
と言ってしまいます。
すると、トーマスは
先生方が、現在在籍している
学校名を聞きたがるのです。
しかし、そこまで
私も知らないので
 
知らない。
 
とか
 
分からない。
 
と返事をしてしまっていたのです。
トーマスが、
知らない、わからないと言うのは
すべて、私のせいなのです。
 
今度、トーマスが
知らない、分からないと言ったら
それは、
すべて私の話していることを
真似しているだけ。
だから、状況にそぐわない
返事だとしても
ムカつかないように
心掛けたいと思います。
 

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