誰にでもマイルールがある
冬の朝、外がまだ暗いうちでも
勝手口のガラス越しに
何となく外が白いことがわかると
雪が降ったかも
と、雪がどれだけ積もっているか
確認をします。
積雪2cm程度だったら、
家の前の道の雪かきはなし。
それ以上だったら、雪かき。
それが私のルールです。
しかし、お向かいのご主人は違います。
今日は雪かきなしで助かった♪
と思い、朝食の支度をしていると
外で、ガリッガリッと
お向かいのご主人の雪かきをする音が聞こえてきます。
それを聞いて、
やっぱり雪かきすれば良かったかなあ
といつも後悔します。
少しでも雪が積もったら雪かきをする。
それが、お向かいのご主人のルールなのでしょうね。
話は変わり、自閉症の息子トーマスが幼かった頃
家族で湖に出かけました。
皆で湖畔を歩いていると、
そこにボートを磨いている男性がいらっしゃったのですが
その横を通る時に、トーマスはそのボートを
触ってしまったのです。
その瞬間
触らせるな!
と、ものすごい勢いで怒られました。
すぐさま夫が謝りましたが
私は内心
子供がやったことなのだから、
そんなに目くじら立てなくても
と、その時は思いましたが
それは、あくまで私のルール
あの男性にとっては
自分のボートは、
誰にも触ってもらいたくないのが
彼のルールだったのだと思います。
人はそれぞれ、自分自身のルールを持っています。
共感することもあれば、反発したり
怒りを覚えることもある。
でも、相手には相手のルールがあるということを
わかっていれば
人付き合いも、少しは楽になるのではと思います。