自由になりたい!目指すは自閉症の子育て卒業

自閉症の息子の母親となり31年。息子が赤ちゃんの頃からの経験がお役に立てることを願っています。

直感に従って行動したら、運が良かった話 その1

自閉症の息子トーマスが3歳の時に

今の家に引っ越してきました。

 

当時は、市営住宅に住んでいたので

いずれは自分たちの家を持ちたいと思い

新聞のチラシに

不動産関連の物が入っていると

 

いつか自分たちの家が持てたらいいな

 

という憧れの気持ちで、

必ず目を通していたのですが

しかし、

頭金が貯まっているわけでもなく

直ちに実現可能なことでは

ありませんでした。

 

あれはトーマスが2歳の時のこと。

1枚の不動産のチラシに

目が留まりました。

 

それは県の住宅供給公社が

提供する土地の広告でした。

土地の価格が安いのに

魅かれたのもありましたが、

お金もないのに

なぜか、私は、どうしても、

その土地に家を建てたいと思ったのです。

 

渋る夫を無理やり引っ張って

私たちは、土地の見学会へ行きました。

 

私は、土地を見ると

ますます、

そこに家を建てたいという気持ちが

強くなりました。

 

最初は乗り気でなかった夫も

私が、しつこく、

そこに家を建てたいと言ったので

夫の父親に、いくらかお金を出してくれるか

頼んでくれることになりました。

 

夫が、その話を義父にした時、

義父は、私たちのために

義父の住んでいる村の住宅地を

買おうとしていたのだとか。

 

義父にしてみれば

近くに住んで欲しいと

思っていたのでしょうけれど

お金を出してもいいと言ってくれたので

土地購入の申込みをすることになりました。

 

ただ、県の住宅供給公社の

提供する土地なので

価格が安いこともあり

購入希望者が、複数出る可能性が大でした。

その場合は、抽選に当たった者が

購入する権利を得ます。

 

私たちが購入を希望した土地には、

私たちを含めて4家族が応募していました。

 

抽選は公開で、

その場に集まった人全員の前で

ガラガラを回して選ぶというものでした。

 

私は度胸がないので、抽選は夫まかせ。

ガラガラを回しに行った夫を

ドキドキしながら見守り

夫が見事に当たりを引いた時は大喜び!

無事に、今住んでいる家の土地を

購入する権利を

得ることができました。

 

長女は、

 

おじじ(夫のこと)が、

一生分の運を使い果たして

この土地の抽選に当たったから

おじじは、その後、ずっと運が悪い

 

 

といじわるを言いますが

 

夫のことはさておき、

この土地に家を建てたおかげで

私とトーマスにとって、

運の良いことが起こったのです。

その続きは次回に。