自由になりたい!目指すは自閉症の子育て卒業

自閉症の息子の母親となり31年。息子が赤ちゃんの頃からの経験がお役に立てることを願っています。

自閉症の息子 親子の力関係が逆転する時

自閉症の息子トーマスは

3か月に1度、歯科検診に通っています。

こまめに検診していただくことで

虫歯が見つかったら

すぐに対処していただけるので

助かっています。

 

数年前までは、歯科へ行くことを

嫌がることのなかったトーマスですが

一度、歯石を取るのに、

かなり乱暴にされて

痛かったためか、

今は、口を開けるのも

嫌がるようになりました。

 

小さい子供は、

一度痛い思いをすると

歯医者へ行くのを

嫌がるようになりますよね。

それと同じことが、今のトーマスにも

起こっているのだと思えば

 

良かった、トーマスも成長したんだ

 

と、素直に喜ぶわけにはいきません。

小さい子供が抵抗するのと

成人した大人が抵抗するのでは

力が違いすぎます。

しかもトーマスは太目で身体も重い。

私が全体重をかけて

トーマスが抵抗するのを

必至で押さえても、動いてしまいます。

 

いい子にしてね、と

小さな子供に言うように

なだめすかして、

トーマスをおとなしくさせる。

歯科へ行くのも一苦労です。

 

心は4歳でも身体は大人

子供が大きくなれば、

親は年を取る。

 

子供が小さい頃は、

耐えることができても

親子の力関係が変わると

耐えられないことが出てきます。