自閉症の息子トーマスが
特別支援学校へ通っていた時に
トーマスとは別の学年を
受け持っていた先生で
いかにも好青年といった
とてもさわやかで、
元気な方がいらっしゃいました。
A先生とさせていただきますね。
数年前から、自閉症の息子トーマスが
パニックを起こす時に
A先生、A先生と連呼しながら
地団駄を踏むようになりました。
トーマスが当時通っていた
就労支援B型の職員の方にも
パニックを起こす時に
A先生の名前を連呼するのですが
と指摘されていましたが、私は
A先生は、とても良い先生で、
トーマスもA先生のことが
好きだったので、
どうしてなのかわからないんですよ。
と答えていました。
しかし、最近になって、トーマスが
A先生の名前を
連呼する頻度が多くなったので
A先生が受け持っていた
学年の子のお母さんに
A先生のことについて、
どんな方だったか
聞いてみました。
そのお母さんは、A先生と聞いて
初めは、覚えていないという
様子だったのですが
話をしているうちに、
思い出してくださいました。
そして、そのお母さんの返答は
ああ、あの先生ね~
あまりにひどい先生だったから、
思い出したくもなくて
先生についての記憶を封じ込めたんだわ。
と私の思いもよらないものだったのです。
私は、ずっと良い先生だと
思っていたのですが
それは大間違い。
子供たちの前で平気でタバコを吸っていたし、
親がいくら頼んでも
タバコを吸うのをやめなかった、
そして、他にも色々と
問題のある先生だったようです。
その話を聞いて、
もしかしたら、
トーマスはA先生に何かされたのかも
それで、
ひどいパニックを起こしているのではと
疑いを持つようになりました。
A先生を探し出して
真相を突き止めたいと思うこともありますが
20年近く前のことを問い詰めても
忘れているか、覚えていても
シラを切るでしょう。
腑に落ちませんが
諦めるしかないと思っています。