以前の自閉症の息子トーマスは、
着る洋服を選ぶ時に 6月は半袖、
9月は長袖と
決めつけていたので
暑くなったから、半袖を着る
寒くなったから、長袖を着る
6月でも寒い日は長袖を着る
10月でも暑い日は半袖を着る
という柔軟な対応ができませんでした。
しかし、最近は、天気予報で
明日は寒くなります、
気温が下がります。
明日は気温が高くなります。
と聞くと、翌日に着る服について、
私にしきりに尋ねるようになりました。
以前、天気予報で
気温が下がると聞いた時は
トレーナー、トレーナーと
騒いでいましたっけ。
(いつのまにかTシャツと
トレーナーの違いも
理解できるようになっていたのは
嬉しいです。)
それと、職場では制服を
着ているのですが 暑い時は、
半袖ポロシャツ
寒い時は、長袖のシャツを着ています。
私の感覚で、まだ長袖でも良いと思っても
職場の同僚が半袖を着ていると
自分も半袖を着なくては
いけない気になるのか
半袖ポロシャツ、半袖ポロシャツ
と何度も言い続けます。
本音を言えば
しつこく言われて、嫌だなあ
と思うのですが、言われた時に
明日は暑いから、半袖でいいよ。
寒いから、長袖ね。
と何度も繰り返し言っているうちに
暑い、寒いの言葉の意味も
わかってきたように思います。
自閉症であっても
言葉を覚えさせるには、
話しかけるのが一番。
面倒だと思っても、
しつこくなるくらい
丁寧な声掛けを やってみてください。