自由になりたい!目指すは自閉症の子育て卒業

自閉症の息子の母親となり31年。息子が赤ちゃんの頃からの経験がお役に立てることを願っています。

自閉症の息子 親知らずを抜きました

トーマスは、小学校の頃、

初めて虫歯が見つかってから

定期的に歯科医で検診を受けています。

 

親知らずが生え始めたのは、

覚えていないのですが

親知らずに虫歯ができていると

言われ始めたのは

たぶん1年半くらい前からだと思います。

 

特になにもすることなく、

放っておいたのですが

多少なりとも、虫歯が進行しているし

使わない歯なので、

そろそろ抜きましょうかということになり

先日、1本目を抜いてきました。

上の親知らずが2本生えていて、

両方とも虫歯になっているので

たぶん、来週、残りの1本を

抜くことになると思います。

 

以前、歯の治療をするのに

全身麻酔をかけて眠らせて

一気に治療をするという話を

聞いたことがあるので

親知らずを抜く時も、きっとそうなんだと、

ずっと思っていました。

だから、親知らずを抜きましょうと

言われた時に

 

全身麻酔をかけるんですよね?」

 

と聞いてしまいました。

 

しかし、先生の返事は

「いいえ、そんなことしませんよ。

普通に抜きます。」とのこと。

 

えっ、じゃあどうするのかと思っていたら

笑気ガスを使うとのこと。

そして、以前使ったことがあるかどうか

聞かれました。

 

初めて虫歯ができた時、

笑気ガスを使いながら

治療をしましたが、

ガスの効果があったのかどうか

よくわかりませんでした。

その旨、伝えると、

それでは試しに使おうということで

歯石を取る時に、

笑気ガスを使うことになりました。

 

その日は、朝から落ち着かなくて

口の中をチェックするだけでも、

トーマスは、結構騒いでいました。

でも、笑気ガスを吸わせたら、

あら不思議。

驚くくらいおとなしくなったのです。

これなら、歯を抜く時に使っても

大丈夫ということで

その次の診療日に、

親知らずを抜くことになりました。

 

いよいよ、当日。

まず、笑気ガスを吸わせる前に

先に麻酔をかけました。

トーマスは「痛いね」とは

言っていましたが

無事に麻酔も終わり

笑気ガスを吸わせながら、

再び歯石を取ることに。

前回に比べて、

少し落ち着きがないように感じましたが

上の歯の歯石を取り終わり

次に、親知らずを抜きます。

これも、驚くほど、

あっという間に終わりました。

 

抜いた痕は、

縫うと糸の端が気になるだろうからと

何もせず。

トーマスは自分で脱脂綿を噛んで

止血することができないので

先生が、しばらく抜いた痕を

脱脂綿で押さえて

血がほとんど止まったら、

薬を出してもらっておしまい。

 

抗生剤は3日分、痛み止めが3回分。

夕食後、抗生剤と一緒に

痛み止めをすぐに飲むように言われました。

痛いのを我慢すると、

ストレスで、傷の治りが遅くなるのだとか。

 

麻酔をかけたところが気になるのか

口の中で舌を動かしていたので

「かまっちゃダメ」と注意。

 

歯を抜いた後、

ひどく痛がるんじゃないかとか

抜いた痕を、

舌で触れようとするんじゃないかとか

心配しましたが

それほど普段と変わらない様子。

 

でも、トーマスの兄に

「いつもより口数少ないよ。」

と指摘されました。

 

それも、夕食後、痛み止めを飲んだら

いつもの口数に戻りました。

 

痛み止めは、

痛いと言った時に飲ませるよう

言われましたが

トーマスに「痛い?」と聞いても、

よくわからなかったので

翌日の朝と翌々日の朝に、

飲ませてしまいました。

 

抗生剤は、

1回分をジッパー付の透明の

小袋に入れて

 

「お弁当を食べたら、薬を飲んでね。」

 

と、よく言い聞かせて、

作業所に持たせたところ

きちんと飲んで、

翌日の薬を請求されました。

今日は、作業所から帰ってきたら

残りの薬が入っている袋の横に、

小袋が置いてあったので

(こういうのって、

すごく可愛いなと思います)

明日の分の薬を入れて、

トーマスに渡したところ

すぐに、リュックに入れました。

 

とっても、とっても心配していた

親知らずの抜歯ですが

思ったより簡単に一安心。

来週、もう1本抜くのも、

どうか無事に終わりますように。