自由になりたい!目指すは自閉症の子育て卒業

自閉症の息子の母親となり31年。息子が赤ちゃんの頃からの経験がお役に立てることを願っています。

お医者さんとは、ずっとお付き合いしましょう

うちのトーマスが

自閉症と診断されたのは3歳の時です。

それ以来、1年に1回きりですが、

ずっと同じ先生に診てもらっています。

 

診てもらっているといっても

 

「様子はどうですか?

何か困っていることはありませんか?」

 

と聞かれて

 

「そうですね、

大きな声を出したりしますけど・・・」

 

といった感じで、

特に指導を受けたりするわけではなく

投薬もありません。

 

でも、1年に1回きりの診察でも、

受けていて良かったと思うことがありました。

 

18歳になった時、

障害者の区分認定を受けたのです。

トーマスが受けた時と変わっていなければ、

区分は6までありますが

どの区分にいるかによって、

受けられる行政のサービスが

変わります。

 

たとえば、

居宅介護(ホームヘルプ)は

どの区分でも受けられますが

重度訪問介護は、区分4-6

行動援護は区分3-6

ショートステイは全区分

生活介護は区分3-6

施設入所支援は区分4-6

共同生活介護(ケアホーム)は区分2-6

 

といった具合です。

 

この区分認定を受ける時に、

お医者さんの診断書が

必要になる場合があります。

 

トーマスの場合は、

18歳の時は診断書を出さなかったように

思うのですが

去年の4月、20歳の時に、

診断書を出しました。

 

あと、障害者年金の受給の申請をする時に

お医者さんの診断書が必要になってきます。

 

その時に、もし、

継続してお医者さんの診察を受けて来なければ

診断書を書いてくれる

お医者さんを探さなくてはなりません。

 

しかし、今まで一度も診ていない

患者の診断書を書いてくれるお医者さんは

なかなかいません。

 

トーマスの同級生や

上の学年の子たちの中で

お医者さんへ通うことを

止めてしまったため

診断書を書いてもらえなくて

困っている親御さんたちを

少なからず見ています。

 

作業療法は受けているけれど、

先生の診察は受けていない子の親御さんも

困っていました。

 

たったの1年に1回

大したことも話さないで終わる診察でも

継続して受けてきて良かったと

心から思いました。

 

今、お医者さんの診察を

受けていらっしゃる方で

行くのが面倒で

止めちゃいたいと思うかもしれませんが

是非、継続して診察を受けてくださいね。