自閉症児を育てていく上で、
大切なのは
色々なことを体験させることだと
思います。
普通の人が
テレビで見たり、本で読んだりして
色々な知識を得るけれども、
知的障害を伴った自閉症児は、
それが難しい。
でも、自分が実際体験したことなら
時には、忘れてしまうこともあるけれど、
大抵のことは身に付くと思います。
小さいうちから、
色々な所へ連れて行って
たくさん経験させることで、
生きていく力が身に
着いて行くような気がします。
そうそう。
この間、
2人で朝のお散歩へ行った時のこと。
道端に犬の糞があったので
トーマス！犬のウンチあるから気をつけて！
と私が叫ぶと、
トーマスは両足の靴底を
地面にゴシゴシこすりつけた。
犬の糞を踏んでいないのに・・・
たぶん、トーマスは
学校でお散歩に出かけた時に、
自分が犬の糞を踏んだか
友達が踏んだかで
それを落とすために
地面で靴底をゴシゴシ擦ったのを
体験したか、見たのだと思います。
些細なことでも
体験させることは、
とても大事だと思います。
