自由になりたい!目指すは自閉症の子育て卒業

自閉症の息子の母親となり31年。息子が赤ちゃんの頃からの経験がお役に立てることを願っています。

自閉的傾向と診断される

あそびの教室の担当医師に 

紹介状を書いてもらい

私は、

家から一番近いH病院へ 

トーマスを連れて行きました。

 

そこに、神経科のドクターがいたのは

ラッキーでした。

 

その病院へは、

うちの子供たちを連れて行ったことが

ありましたし

紹介状に名前が書かれている

Tドクターの診察を

受けたこともあったので

初めての病院へ行くほど 

緊張しませんでした。

 

診察の時に聞かれたのは

それまで、

乳児検診やあそびの教室で

聞かれたことと同じで

 

家庭環境

発育状況

どんな行動を取るか

 

についてです。

 

私は、できるだけ事細かに

トーマスの状態を話しました。

 

そして、私の話を聞き

トーマスの様子を見ていた

ドクターの下した診断は

 

自閉的傾向がある

 

というものでした。

 

自閉症ではなく

自閉的傾向と言われると

 

ああ、よかった自閉症ではないんだ

 

って思われるかもしれません。

実際、私もそうでした。

 

それは、障害はないけれど

自分の殻に閉じこもって、  

他の人と接触を持たないことも

自閉的傾向と呼ぶ人が

いるからかもしれません。

 

でも医学的には、

自閉症も自閉的傾向も同じであることを

後になって知らされました。

 

その時には、

トーマスが普通とは違うことを

はっきり認識していましたから、

それ程ショックは受けませんでした。

 

さて、

トーマスが自閉的傾向と診断され

一通り、診察を終えた後で、

ドクターから、こう言われました。

 

一度、脳の写真を撮った方がいいと思います。

MRI検査を受けてみましょう。

 

かくして、トーマスは

脳のMRI検査を受けることになりました。