自閉症の息子のトーマス。
先日、誕生日を迎えて
32歳になりましたが、
中身は5歳くらいでしょうか?
顔も、年相応の顔をしていません。
中学生くらいに見えます。
今朝は、
フラッシュバックの嵐が
吹きまくりました。
特別支援学校に通っていた時に
先生の机の中からお菓子を
盗み食いをして叱られたこと。
自分で
スーパーファミコンのカセットを
壊しておきながら、
「壊れちゃった、捨てちゃった」
を連呼し、
wiiにダウンロードしてあげたことも
「ダウンロードしたね。」と
パニックの言葉にしてしまう。
トーマスが、「壊れた、捨てた」と
騒ぐ度に、私が
ダウンロードしたでしょ。
と言っていたからなのでしょうけれど。
とにかく、ありとあらゆる
昔の嫌なことを思い出し、
フラッシュバックの嵐が吹きまくり
大声を出すわ、喚くわの大騒ぎ。
最後のとどめが、
特別支援学校時代の先生の名前の連呼。
言葉だけでなく、
地団駄を踏むので、かなりの重症。
なぜ、その先生の名前を呼んで
パニックを起こすのか。
以前、トーマスが
殴る!
と泣き声で叫びながら
パニックを起こした時に
誰が殴るの?
と尋ねたら、
〇〇先生
と答えたので
もしかしたら、その先生に
殴るとまではいかなくても
叩かれたことがあるのかもしれません。
今となっては、
真偽を確かめることはできませんが・・・
トーマスの潜在意識の下では、
今まで経験して来た嫌な出来事が
積もり積もっていて、
何かのきっかけで飛び出して来て、
まるで、
今、経験しているかのように
パニックを起こすのだと思います。
今朝は、あまりにもそれがひどくて
私自身がトーマスのパニックの声から
耳をそらすために、
音楽を聴き始めたところ、
まだ、キーキー言っていますし
しきりに喋っている中で
〇〇先生と呟いているものの、
随分、落ち着きました。
聴いているのは私の好きな曲ですが
トーマスは、音楽を聴くことで、
心が落ち着くのかもしれません。
だから、毎晩、音楽を聴いているし
休みの日には、
「おかあさんといっしょ」のDVDを
観ているのか・・・
そういえば、音楽を聴いている時は、
パニックを起こさないし・・・
今更ながら気づいた母でした。