自閉症のトーマスは、
外食をするのが大好きで
常にネットで情報を集めては、
食事をする店を自分で決めて
〇月✕日、△△へ行きます。
と親に外食を強要します。
行かないと言えば、
キーッと叫んでパニックを起こし、
最初に決めた店がダメなら
別の店にすれば
連れて行ってもらえるだろうと
トーマスなりに考えるのか、
他の飲食店の名前を
次々と言い出します。
トーマスが決めた日の都合が悪ければ
別の日にしろと言い出すので、
結局、
外食をしないという選択肢はなく、
月に１－２度程度なら、
まあ、いいでしょうということで
外食に連れて行っています。
ところで、最近、
トーマスが何回か行ったことのある
回転寿司が閉店してしまいました。
他にも回転寿司のお店はあるけれど、
トーマスは、
一つの店にこだわるのではなく
色々な種類のお店に
行きたがるので、
そのうちの一つが
閉店してしまったというのは
トーマスなりにショックだったのだと
思います。
しきりに、トーマスは
〇〇寿司閉店と言っていました。
さて、このゴールデンウイークに
以前から見たいと思っていた
見に行くことができました。
事前にトーマスには、
ひたちなかへ行くと話をして、
当日、彼が
スムーズに出かけられるように
しておいたのですが、
何と、トーマスは
地元で閉店してしまった
回転寿司のお店が
ひたちなかにあることを発見しました。
そして、ひたちなかに行ったら、
その回転寿司でお昼ご飯を食べると
言い出し始めました。
それはそれで、全然問題ないのですが
トーマスの旅行の目的が
ひたちなかで回転寿司を食べることに
なってしまったので、
海浜公園に到着して、
ネモフィラを見ながら歩いている時も
トーマスは、
12時、〇〇寿司行きます。
を連呼。
ちょっと12時は無理なんじゃない。
と言えば、
お昼、〇〇寿司。
に言い換える始末。
公園の中には、
食べ物を売っている
屋台がたくさん出ていて、
美味しそうな香りが
プンプン漂ってくるのに、
いつもは
必ず何か買ってとせがむトーマスが
一言も買って欲しいと言わず、
ひたすら、
〇〇寿司行きます。
と言うだけ。
夫も私も根負けして、
〇〇寿司へ行きました。
トーマスの念願かなって
〇〇寿司で満腹になると、
今度は
おうち帰る。
と言い出しました(^^;)
せっかく、ひたちなかへ行ったので
できれば、その土地ならではのお店で
食事をしたいと思いましたが、
自閉症の息子のトーマスのこだわりに
負けました。
